富貴ポイントレース 2000/06/18

6/17(土)18:00過ぎに集まった人々。
(Ken、濱地、建彦)

さっそく、ケンが持ってきてくれた「ラム肉」の調理を始める。
明日の宴会まで待って調理しても良かったのだが、何せ季節が季節、食中毒警報が出ているので、とっとと食ってしまった方が、子羊ちゃんの供養になるであろうと、勝手な解釈。
ラム肉の塊である。塊ひとつが大人の拳大。
南島町で仕入れたのか?とケンに聞いたところ、東京・紀伊国屋の通販で入手したものだとのこと。

これに、ケンが持参した「ローズマリー」をかけて、弱火でじわりじわりと焼く。
雰囲気は「焼肉」というよりは「ローストビーフ」である。

なお、この鉄板も、ケンがわざわざ持参したものである。今後、この手の宴会には、ぜひとも、Ken Speller氏の参加を望むものである。(^^;
焼き上がりが近いラムである。
このような分厚い肉塊の焼き加減を、いったいいかなる方法でケンは知るのであろうか?
訊ねてみたところ、肉塊を押してみて、返ってくる弾力の多寡で知るのだと言う。
普段から肉塊を調理し慣れていないと、この感覚は分からないのであろう。

ケンは南島町の中学校で英語の補助教員をしているくせに、日本語がからきし駄目である。
微妙なニュアンスがかかわる話題になると、身振り手振り総動員の英会話となる。
それでも何とか通じてしまうのは万国共通アルコール効果であろうか。
できあがった、ローストラム。
中心部はほどよいレア状態。外側は美味しい焦げめがついた状態。見事な焼き上がりである。
濱地おじが「干物焼師」であるとすれば、ケンは「カナダ流・子羊焼師・免許皆伝」である。

これらの肉片に、フネにあった5年物の天塩と黒胡椒をかけて食べる。
それが、いかほどの美味であったかは、到底、筆の及ぶところではない。
しいて表現するとすれば、「肉汁豊富な深い味わい、まったりまろやかな食感」というところであろうか。
焼き上がりに満足し、にこやかに微笑む、子羊焼師。
20時すぎに、浜名湖の薫製師、中村友一氏、現れる。
複雑な艤装の470乗りが「干物焼師」や「ソーメン茹で師」に進化するのに対して、シンプルな艤装のスナイプ乗りが「薫製師」に進化するのは不思議である。

彼が手にしているのは、「コンニャクの煮つけ」などではない。自家製薫製の数々なのである。
詳しくは下記、自家製薫製のクローズアップを見られたい。
右上のコンニャク煮つけに見えたものは、なんたら言う(名前忘れた)イカの薫製である。
非常に分厚く、モンゴイカ以上である。味も素晴らしく、これを食べると、そこいらで売っている「イカクン」は食べる意欲を失う。

左上に見えるのは、生タコの薫製である。これも当然ながら非常な美味で、そこいらで売っている「タコクン」とは別次元の食品であった。

その他に、腸すなわち、トンチャンの薫製もあった。これは今回初めて作ったため、味がイマイチ、と薫製師は言うが、なかなかどうしてイケル味わいであった。
「干物焼師」に進化を遂げた、濱地@南島師匠。
この日は南島町でも珍しい「イカの潮吹き」と呼ばれる食物を持ってきてくれた。
見たところはイカのヒレの部分に見えるが、どうやら違うらしい。しかしながら、味の方は絶品であった。

その他にも恒例となった数々の南島名産が次々と出てくる。
「カワハギ味醂干し」もうまかったが、なかんずく美味かったのは「鰯の一夜干し」。アブラが乗っていて非常に美味い。一昨日まで生きていた奴を一夜干しにしたのであるから鮮度抜群、美味いはずである。

この濱地・干物焼師、酔っ払うと、「ホンモノの味とはだな‥‥。」と延々講釈が続くのであるが、この日は正しい酔っ払いに終始し、決してくどくならなかった。実に不思議である。
明日はレース、飲むのを遠慮したのであろうか?
否、断じてそのようなことをする人物では無い。(^^; ただの気まぐれに違いない。
土曜日の天気予報では、「日曜日は降水確率70%の雨」であったにもかかわらず、起きてみると、まずまずの良い天気。
470OBとスナイプOBがいる上に、益生も井沢君もいるので、迷うことなくレースエントリー。

スターティングヘルムスは益生。参加7杯中3番目という好スタートを切る。
しかし、レースとなったのはスタート後、500m付近までであった。なぜなら、他の6艇は全てレース仕様艇であり、艇速が段違いであったためである。
我々のレースはスタート後、500mで終わったのである。
上マーク回航後、スピンラン中のコックピット。
久々のスピンアップであったため、当然ながらトラブル多発となる。
まず最初にハリヤードが上がらない。良く見たらジブにスピンハリヤードが巻きついていた。
無事に上がったと思いきや、今度はスピンが横に寝ている。トップとフットを間違えた阿呆がいたようである。
無事にスピンアップしたのは、マーク回航後、10分ほどたってからであろうか。
そんなわけで、この写真には、トラブル後の緊張感が溢れているのである。(大嘘)
ヘルムス=友一、スピントリマー=濱地。
しかしながら、久しぶりに見上げるスピンネーカーは美しい。
フネの前上方に広がる、巨大なカテドラルである。
艤装、準備、展開、トリム、収納は面倒だが、上げただけのことはある。
艇速はもちろん上がるし、ついつい見ほれてしまう。
たまには上げてやらないと、イカンなあ。
スピンを潰さないようトリムをする、濱地・干物焼師、もとい、スピントリマー。
このように両手がふさがるため、スピントリマーはビールが飲めない。
他の者は「おお、速いぞ、速いぞ。」、「綺麗だね〜。」などと、ビールを飲みながら喜んでいるにもかかわらず、スピントリマーは飲めないのである。
濱地・干物焼師が早々にスピントリマーを降りたのは、そこらへんの事情が有ったのでは?と考えるものである。

なお、レース結果であるが、規定時間内に戻れそうもないので、途中でフケてDNF。
時間内に完走すれば「クラス優勝」(笑)ということになるのだが、帰れないのだから仕方がない。こういうのを「予定調和」という。